それまで使っていたレジスターは文字を番号で入力するタイプのものでした。一度設定してずっと変更をしないというのであれば問題がないのですが、施術メニューを変更したり、商品を新しく追加する際には、どうしても手間がかかります。Airレジを使おうと思ったのは、操作が簡単で、メニューを柔軟に変更できること。もともと利用していたカード決済のSquareと会計ソフトのfreeeとも連携できることになったので導入を決めました。
当店のお客様にはIT企業の経営層の方が多いので、Airレジで会計をすると「おっ」と驚かれたり、Squareで決裁したときにiPadにサインをするのが初めてで喜ばれたりします。各ソフトやアプリを連携させるにはいくつか設定が必要になるのですが、一度設定してしまえば、作業を簡易化することができるので便利ですよね。何か困ったことがあれば電話でサポートしてもらえるのもいいところです。

空席を管理する機能を何かに使えないかなと考えて、ロッカーの利用時間を管理するために使うことにしました。お客様がロッカーを使い始めた時間がわかるようにして、施術の時間を把握するようにしています。使い方のアイデアはお店の業態によっていろいろあると思うんですね。アプリがアップデートされて機能が改善されたり、新しいことができるようになるところもAirレジのよさだと思うので、使う人の声を取り入れてもっと進化していくことに期待しています。
Airレジで他に気に入っているのは、売上げがグラフや数字でわかりやすく見えるところ。それまではエクセルで管理していたのですが、直感的に今の傾向が見えるというのはいいですよね。商品別の売上げなどもすぐにわかるので、たとえば１年間で何がどれくらい動いたのかといったことがわかって助かります。

仲野整體は大正15年創業。86年にわたり代々技術を継承し、私が四代目です。一般的な整体とは違って、姿勢治療科を銘打って、姿勢を正すことから健康な体を取り戻し、長く維持していくための治療やアドバイスを行っています。たとえるなら体の修理工場であり教習所。体は治すだけだと壊れるので、正しい使い方を学んで、自分の体をちゃんと運転できるようにしましょう、ということを伝えています。ベンチャー企業の経営者の方もよくお見えになるのですが、新しいことにチャレンジするためには健康な体が不可欠だし、経営者にそうした考えがあれば、従業員の健康も意識するので全体のパフォーマンスがあがります。
施術をしながら、こうしたことに気づいてもらえる役割を担いたいと思っているので、会計に関わる手間はできるだけ最小限で済ませたい。Airレジを活用することで、お客様とのコミュニケーションの時間を増やせるのはありがたいです。